何をしても「自分が悪い」と感じてしまう
うまくいっても「たまたま」と思ってしまう
人からの言葉を後から何度も思い返して落ち込む
「どうしてこんなに自分を責めてしまうんだろう?」と感じていませんか?
ご自身を責めてしまうだけでも辛いのに、”自分を責めている自分”を更に責めてしまう、という方も多くいらっしゃいます。
でも。自分を責める必要は全くありません。
今回は、その理由についてご説明してゆきます。
自己否定が止まらない心の仕組みについて、HSPさん、・アダルトチルドレンの方、両方を兼ね備える方それぞれのタイプごとに解説してゆきますので、どうぞ最後までご覧くださいね。
自己否定が止まらないのは「性格」ではなく心の仕組み

自己否定が止まらないのは、こういう性格だから、と諦めていませんか?
本を読んだり、動画をみたりして、ここから抜け出す事が出来ないのは、自分の努力が足りないから、なんて思っていませんか?
実は、決してそうではありません。
自己否定は、性格ではなく、心の仕組みです。
クセのように自動でおきているもので、あなたの意志が弱いからでも、まして努力が足りないからでもありません。
理由があって起きている事なので、決してご自身を責める必要はありません。
HSPの気質が影響している場合

まずはHSPさんの場合です。
HSPの方は、その気質の特徴として
- 刺激に敏感で、人の反応を深く受け取りやすい
- 小さな違和感や表情の変化に気づきやすい
- 相手の気持ちや場の空気を考えすぎてしまう
- 思考が自分の内面に向かいやすい
といった事がよく知られていますが、加えて、物事を深く考える傾向があります。
また、気になる出来事について考え続けやすく、状況によっては同じことを繰り返し考えてしまう(反すう的になる)こともあります。
そのため、気づいた変化について、自分に責任があるかの様に考え続けてしまうのです。
更に、細かな事に気付きやすいので、完璧主義になりやすく、結果として完璧でない状態を自分の責任と考えやすいことも、しんどさの原因として挙げられます。
これらは、気質からくるものであり、決してあなたの性格や努力不足が原因ではありません。
アダルトチドレンとしての背景がある場合

アダルトチルドレンの方の場合はどうでしょうか?
アダルトチルドレンの方は、
- 幼少期に安心して甘えられなかった
- 親の顔色を見て行動していた
- 「いい子」でいないと受け入れてもらえなかった
といった過去を持っています。
このような過去を持っていると、
- 「自分が悪いからうまくいかない」という前提
- 相手の機嫌が悪いのは自分の責任という感覚
- 無意識の自己否定
が、常に心の中にある状態になりやすいのです。
そのため、本当は自分が悪いわけではない場面でも、必要以上に自分を責めてしまったり、相手の機嫌を気にしすぎてしまう、小さなことでも「自分が悪い」と感じてしまう、といったことが起こりやすくなります。
いずれにしても、過去の経験から身についてしまった心の仕組みであり、あなたに問題があるわけではありません。どうか、ご自分を責めないで下さいね。
HSP × アダルトチルドレンで起きやすいこと

HSPの気質を持ち、尚且つアダルトチルドレンとしての過去をお持ちの方の場合はどうでしょうか?
この場合は、HSPとして敏感に感じ取ったことに対し、 過去の経験で意味付けをしてしまうため、小さな出来事が、強い自己否定に発展する事となります。
よくあるのが、メールやSNSなどで相手の返事が遅い時に、「嫌われたかも」、「自分が悪かったのでは」、と自分を責めてしまったり、ちょっとしたミスに対して「自分はダメだ」と自分自身を全否定してしまう、といったケースです。(その自己否定が、延々と頭の中でループする、というのもよくあります。)
小さな出来事に対して、過去の経験から自分の責任では、と考えてしまうのです。
もちろん、この場合もあなた自身に問題があるわけではありません。
自己否定が止まらない本当の理由

では、自己否定が止まらなくなる本当の理由はなんでしょうか?
実は、自分を責めているように見えて、「自分を守るためのパターン」になっている場合が殆どです。
何か出来事があった場合、必ず相手に責められるとは限らないのですが、先に自分を責めることで、相手からの否定に備えているのです。
これは、自分を守ったり、相手に嫌われないようにするための心の動きであり、生き延びるための工夫でもあります。
どうしたら楽になる?

自分を守るためとはいえ、自己否定の気持ちや自分を責める気持ちが続くのは、やはり辛いものですよね。
そこから楽になるためには、どうしたら良いのでしょうか?
大切なのは、自己否定や自分責めをいきなり「やめよう」とするよりも、「理解する」ことです。
まずは、ご自身が「今、自分は自己否定をしているな」「自分責めの思考に入っているな」と気づく事が第一歩になります。
気づいたら、「また自己否定しているな」と、ご自身をちょっと客観的に眺めてみましょう。自分の気持とちょっと距離を取る感じだと思って下さい。
その上で、考えている事や感じている事は、事実ではない、という事を、思い出してみて下さい。
1回ではなかなかスムーズにいかないかもしれませんが、繰り返し練習しているうちにコツが掴めてきます。
一気に楽になるのは難しいかもしれませんが、まずはここから、初めてみて下さいね。
※もっと詳しく知りたい方は、「自己否定に気づいたあと、どうしたらいい?楽になるための考え方」の記事をご覧くださいね。
まとめ
今回は自己否定が起きる心の仕組みについてお伝えしました。
・HSPさんの場合は、気づきやすい・深く考える等の気質が原因
・アダルトチルドレンの方の場合は過去の出来事から身に付いた心の仕組み
・HSP×アダルトチルドレンの方の場合は、敏感に感じ取ったことに意味付けをしてしまう
でしたね。
どのケースにせよ、自己否定はあなたの性格ではなく、心の仕組みの問題です。
あなたが弱かったり、問題があるわけでは決してありません。
ここから楽になるための第一歩は「理解する」ことでしたね。
とはいえ、ここまでお伝えしたのは、仕組みや楽になる方法を「頭で理解する」段階にすぎません。
心の底から安心したい。
常に、自分を責めることなく、伸びやかに過ごしたい・・・
そう感じたら、どうぞお気軽にお試しカウンセリングでご相談下さい。
自分責め、といっても心の苦しさや悩みは人それぞれです。
ご自身にあった方法を、一緒に、ゆっくり、考えてゆきましょう。
