「アダルトチルドレンと愛着障害って、何が違うの?」
そんな疑問をよく耳にします。
もしかして自分はどっちなんだろう…と迷っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
どちらも
- 人間関係がしんどい
- 自分に自信が持てない
- 相手に振り回されてしまう
といった共通点があるため、違いがわかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか?
実際にこの2つは、深く関係していますが、同じものではありません。
今回は、アダルトチルドレンと愛着障害の違いについて、やさしく整理してゆきます。
まずはざっくりと両者の特徴をみた後に、細かな違いを3つみてゆきます。
アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレンとは、育った環境の中で身についた“考え方や行動のパターン”です。
- 人の顔色をうかがう
- 自分より他人を優先する
- 「自分が悪い」と感じやすい
といった特徴がありますが、生まれつきのものではなく、主に幼少期の環境などが原因です。
生きてゆくために身につけた“対処の仕方”とも言えます。
※アダルトチルドレンについての詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
愛着障害とは

一方、愛着障害は、人との“つながり方”に影響が出る状態です。
- 見捨てられるのが怖い
- 距離感がわからない
- 安心して人を頼れない
など、人との関係そのものに不安が出やすくなります
※愛着障害についての詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
一番の違いは「どこに現れるか」

ここが大きなポイントです。
どちらも良く似ているようですが、特徴がどこに現れるか、が一番の違いとなります。
- アダルトチルドレンは → 思考・行動のクセ
- 愛着障害は → 人との関係性そのもの
にその特徴が現れます。
では、細かな違いを3つ、見てゆきましょう。
違い①「反応の仕方」

同じ様に見られがちなアダルトチルドレンと愛着障害ですが、
アダルトチルドレンの方の場合は、考え方として反応する、という特徴があります。
- 「私が悪い」
- 「ちゃんとしないと」
- 「迷惑をかけてはいけない」
など、ご自身の内面に向かう“つらさ”として表れやすいです。
一方、愛着障害の方の場合は、 感情や行動として反応します。
- 不安で相手を試してしまう
- 急に距離を取りたくなる
- 強く依存してしまう
など、“相手との関係の中で気持ちが揺れる”のが特徴です。
違い②「安心の感じ方」

安心の感じ方にも違いがあります。
アダルトチルドレンの方の場合は、うまくやれていると安心を感じます。
- 役に立てている
- 嫌われていない
- ちゃんとしている
といったように、自分が周囲の役に立っていて、存在価値があると感じられている事に安心を感じます。
これに対し、愛着障害の方の場合は、相手とのつながりが安定していると安心します。
具体的には、
- 見捨てられない
- 受け入れられている
- 安心して甘えられる
など、相手との関係が安定している事に安心を感じます。
違い③「しんどさの出方」

しんどさの出方にも違いがあります。
アダルトチルドレンの方の場合は、 常に気を張っていて疲れる事が殆どです。
- 頑張りすぎる
- 自分を後回しにする
- 休み方がわからない
など、相手の役に立とうとしたり、自分の価値を高めようとしたりして、疲れが溜まってゆきます。
そのため、気を抜くタイミングがわからず、常にどこかで緊張しているような状態になりやすいです。
対して、愛着障害の方の場合は、人間関係で波が出ます。
- 近づきすぎて苦しい
- 離れると不安
- 気持が安定しない
といったように、相手との関係性の中で辛さが出てきます。
それ故に、“どこにいても落ち着かない”ような感覚になる方も多いです。
見分けるヒント

アダルトチルドレンも愛着障害も、辛い事には変わりはありません。
同じアダルトチルドレンや愛着障害の方の間でも、感じる辛さは環境は人それぞれです。
もちろん、どちらの特徴も持っている、というか方もいらっしゃいます。
それでも、自分はどちらだろう?この辛さはどちらの特徴かな?と思った時は、次の点が目安になります。
- 「自分がどう考えているか」がメイン ⇒ アダルトチルドレン
- 「相手との関係がどう揺れるか」がメイン ⇒ 愛着障害
多くの方は、辛い気持ちの時は「辛さ」そのものに気持ちが向かうのでご自身が、何に対して苦しく感じているのかを考えたり、見極めたりすることはあまりないかと思います。
しかし、自分が一体何をどう苦しく感じているのかに向き合ってゆくと、気持ちが楽になるヒントがつかみやすくなってゆきます。
まとめ
今回は、アダルトチルドレンと愛着障害の違いについてお伝えしました。
アダルトチルドレンとは、育った環境の中で身についた“考え方や行動のパターン”
愛着障害とは、人との“つながり方”に影響が出る状態
でしたね。
細かな違いは、
- 反応の仕方る
- 安心の仕方
- しんどさの出方
でした。
簡単な見分け方は
- 「自分がどう考えているか」がメイン⇒アダルトチルドレン
- 「相手との関係がどう揺れるか」がメイン⇒愛着障害
でしたね。
とはいえ、辛さの出方は人それぞれです。
どちらのしんどさも持っている、という方もいらっしゃるでしょう。
区別する事そのものは目的ではなく、あくまでの、ご自身が楽になるためのヒントとしてお考え下さいね。
HSPはどうなの?とお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。
HSPと愛着障害の違いについては、こちらの記事で詳しく解説していますので、参考になさってみて下さい。
とはいえ、
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頭では理解できたけど、気持ちが追いつかない…
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