「人の話を聞いている途中で、別のことが気になってしまう」
「やろうと思っていたことを、すぐ忘れてしまう」
「気が散りやすくて、自分はダメだと感じる…」
そんな自分に対して、
「HSPだから刺激に敏感なのかな?」
「それともADHDっぽいのかな?」
と、迷ったことはありませんか?
HSPとADHDは日常の困りごとが似て見えることがあるため、「自分はどっちなんだろう」と不安になる方も少なくありません。
そこで今回は、
・気が散る
・忘れやすい
・集中が続かない
といったHSPとADHDのよく似て見える悩みをテーマに、HSPとADHDの違いをやさしく整理していきます。
「気が散る=ADHD」とは限らない

まず知っておきたいのは、「気が散る=ADHD」とは限らない、ということです。
気が散る、注意が途切れる、となるとADHDでは?と思い浮かぶ方が多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。
実は、HSPの方も、周囲の刺激をたくさん受け取るため、集中が途切れやすくなることがあります。
例えば、
・時計の音が気になる
・人の話し声が耳に入る
・周囲の空気の変化を感じる
・相手の表情が気になってしまう
など、“外から入ってくる情報量”が多いために、脳が疲れやすくなることがあります。他の方なら気にならないような些細な刺激も、HSPさんはしっかり受け取り、感じ取っています。
その結果、
「集中していたのに気が逸れる」
「頭の中が情報でいっぱいになる」
「疲れてミスが増える」
という状態につながることもあります。
そのため、気が散ってばかりだったけれど、場所(環境)を変えたら気が散らなくなった、というケースも見られます。
一方でADHDの場合は、刺激の有無に関係なく、注意の切り替わりやすさや忘れやすさが続くことがあります。
この場合、場所(環境)を変えても注意の切り替わりやすさに変化はありません。
忘れやすさの原因はADHDだけではない

「さっきやろうと思っていたのに忘れた」
「物をどこに置いたか分からなくなる」
「話を聞いても頭に残りにくい」
そんな“忘れやすさ”に悩む方も少なくありません。
ADHDの特徴として語られることも多いですが、HSPの方でも、刺激による脳疲労から記憶力や注意力が落ちることがあります。
例えば、
・周囲に気を配り続けている
・相手の気持ちを考えすぎる
・人混みや騒音で消耗している
・不安や緊張が続いている
など、脳が常にフル稼働している状態では、覚えておく力にも影響しやすくなります。
何かを忘れることが続くと、ADHDなのかも?と思う事もあるかもしれませんが、HSPゆえに脳が疲れすぎていた、というケースもあるという事を覚えておいてくださいね。
集中できない理由は一つではない

集中が続かない時、「怠けているだけなのでは・・・」と自分を責めてしまう方もいます。
ですが実際には、
・刺激が多すぎて疲れている
・不安で頭がいっぱいになっている
・脳が情報処理で疲弊している
など、“集中できない理由”が隠れていることもあります。
そのため、HSPの方の場合は、静かな環境や安心できる場所では集中しやすくなることもあります。
一方でADHDでは、環境を変えても注意の切り替わりやすさが続いたり、興味の有無によって集中力に大きな差が出ることもあります。
どちらにしても大切なのは、「自分はダメだ」と責め続けないことです。
あなたは何も悪くありません。環境やご自身の興味に合っていないだけのことであり、決して怠けているわけではありません。
HSPの「気が散る」は刺激疲労が関係していることも

繰り返しになりますが、HSPの方の場合、気が散ったり、週ちゅが途切れたりする背景に“繊細さ”が関係していることがあります。
例えば、
・周囲に人が多いと疲れる
・音や光で集中が切れる
・相手の機嫌が気になって頭がいっぱいになる
・空気を読みすぎてしまう
など、感覚や感情への反応が強く、脳が疲弊しやすい状態です。
そのため、静かな場所や安心できる環境では、集中しやすくなる方も少なくありません。
「刺激が減ると落ち着く」
「一人の時間だと作業できる」
という場合は、“繊細さ由来の疲れ”が関係している可能性もあります。
ADHDは注意のコントロールに困りやすいことがある

一方ADHDの方の場合では、
・忘れ物が多い
・予定管理が苦手
・話を最後まで聞けない
・順番立てて進めるのが難しい
・興味のあることには集中しすぎる
など、“注意のコントロール”に関する困りごとが続くことがあります。
もちろん個人差はありますが、
「環境を変えても困りごとが続く」
「子どもの頃から同じ傾向がある」
というケースも少なくありません。
ただ、ここで大切なのは、
ネットの情報等だけで自己判断しすぎないことです。
疲労・ストレス・不安・睡眠不足でも、注意力や記憶力は落ちやすくなります。
自己判断の前に、疲れが溜まったり、不安やストレスを抱えたりしていないか、最近しっかり眠れているかなどを振り返る事も大切です。
自分の傾向を知る事が大切

実際には、
「刺激に敏感で疲れやすい」
「気が散りやすい」
「忘れ物や注意の抜けが増える」
という状態が重なることもあります。
ADHDの特性を持ちながら、HSP気質の方もいらっしゃいますし、特性や気質の出方は人それぞれです。
そのため、
「自分はHSPだからこうなんだ」
「ADHDだから全部説明できる」
と一つに決めつけるより、
“どんな場面で困りやすいのか”
“何があると少し楽になるのか”
を見ていくことが大切です。
自分の傾向をしることで対策を立てることが出来ますし、「怠けている」「努力不足」などと自分を責める必要もなくなります。
また、疲労・ストレス・不安・睡眠不足でも、注意力や記憶力は落ちやすくなります。
だからこそ、
「自分は怠けているだけだ」と責めすぎなくて大丈夫です。
特に繊細な方ほど、
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑をかけてはいけない」
と無理を重ねやすく、脳が疲弊しやすくなります。
まずは、刺激を減らす・休息を増やす・予定を見える化するなど、“今の困りごとを減らす工夫”から始めてみてくださいね。
自分を責めなくて大丈夫

気が散る。
忘れてしまう。
頭がまとまらない。
そういう状態が続くと、
「自分は努力不足なんじゃないか」と責めてしまう方もいます。
ですが、そこには、
・刺激への敏感さ
・脳の疲労
・不安の強さ
・発達特性
など、さまざまな要因が重なっていることがあります。
単純に「性格の問題」とは言い切れないことも多いのです。
もし今、
「自分は何かおかしいのかな」と苦しくなっているなら、
まずは“困りごとの背景を知ること”から始めてみてくださいね。
自分1人では整理しきれない、対応策が思いつかない。
頭で理解していても、やっぱり自分を責めてしまう・・・
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一般的な対応策ではなく、あなたにあった対応策を一緒に考えてゆきましょう。
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