こちらの記事で、自己開示について触れましたが、「自分の事を話すのが苦手なんです」「自己開示ができないんです。」という方も多くいらっしゃいます。
自分の事を話したらどんな反応をされるか分からない、もし、批判されたり拒絶されると想像するだけで怖い。表面上は受け入れてくれていても、本心でどう思われているか心配・・・
こんな風に心配しているうちに、自己開示の練習の機会そのものを逃してしまいます。
そこで、こちらの記事では自己開示を練習する上でのコツを5つ、お届けします。
1.小さなステップから始める
自己開示に限ったことではありませんが、まずは小さなステップから始めることが重要です。
では、自己開示を練習する場合の小さなステップとはなんでしょうか?
次の2点を意識してみて下さい。
①簡単な情報:好きな食べ物や趣味など、あなたにとって伝え易い情報から話してみましょう。
②信頼できる相手: 信頼できる友人や家族など、なるべく安心できる相手から始めてみましょう。慣れてきたら、職場の同僚や、そこまで親しくはない方など、ちょっとずつ相手の範囲を広げてゆきましょう。
「このくらいの内容なら話せそう」「この相手なら大丈夫そう」という目標を決めてみて、そこから自己開示の練習を始めてみて下さい。無理せず、ちょっとずつ、がコツですよ。
2.日記をつける
あれ?話す事じゃないの?
せめてSNSとかメールなど、相手が必要なのでは?
と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、自分の感情や考えを日記に書いてみる事も、自己開示の良い練習になります。
日々の出来事と共に感じたことを記録し、自分の感情を言葉にする練習をしてみて下さい。表現の幅が広がって、相手により伝え易くなったり、自分はこういう事を感じていたんだな、と気づくきっかけにもなります。
出来れば、書いた内容を定期的に振り返ってみましょう。自分の感情や考え方にパターンがある事に気付く事が出来ると思います。自分の考え方のパターンが見えてくると、相手に対してもより正確に自己開示ができるようになります。これにより、人間関係が深まり、信頼関係が構築されやすくなります。
3.聞く事を意識する
こちらも、話す事がメインではありません。
しかし、他人の話を聞くことで、自分のことが話しやすくなる、ということがよくあります。
相手の話に興味を持ち、しっかりと耳を傾けて下さい。そして、聞いたことに対して、質問をすることで会話を進めます。相手が先に自分の事を話してくれると、自分の事も話しやすくなるものです。
また、相手の話に共感を示し、自分の似た経験を少しずつ共有するという方法も、自己開示のハードルを下げてくれます。「自分もそういうことがあった」「私もそう感じたことがある」という話は、自己開示の初歩としてもってこいです。
4.ポジティブなフィードバックを受け入れる
自己開示をした後に、「この話どう思う?」など、話した内容について相手の反応を尋ねてみて下さい。ポジティブなフィードバックが返ってきた場合は、「お世辞で言っているのだろう」等と考えず、素直に受け止めて下さい。そして、自分の話は受け入れてもらえるんだ、という実感をしっかり味わいましょう。こうして、少しずつ自信をつけてゆきましょう。
自分の気持ちや意見を伝えても大丈夫、という自信がついてくると、自然と自己開示が出来るようになってゆきますよ。
5.専門家の力を借りる
カウンセラーなどの専門家の支援を受けることも有効です。
カウンセリングの場という「安心で安全な環境」で、カウンセラーを相手に自己開示の練習をする事が出来ます。(もちろん、練習でなくても、悩みも相談そのものも、立派な自己開示です。)
実際の場面を想定して練習するのもよいですが、普段思っている事、感じた事を伝える、というだけでも充分なトレーニングになります。
カウンセリングの場合は、「うまく伝えられなかったらどうしよう」「変に思われたらどうしよう」等の不安な気持ちにも、カウンセラーが対応する事が出来ます。
まとめ
今回は、自己開示を練習する上でのコツを5つ、お伝えしました。
その5つとは、
・小さなステップから始める
・日記をつける
・聞く事を意識する
・ポジティブなフィードバックを受け入れる
・専門家の力を借りる
でしたね。
やってみようと思うけど、そもそも自己開示をする勇気が出ない。
誰かに対して、自分の事を話すのに不安があり、いつもモヤモヤした気分になる。
そんな方は、下記リンクよりお気軽にお試しカウンセリングにお申込み下さい。
上手く話せないかも、と気になさる必要はありません。
カウンセリングを受けるのに「話のうまさ」は関係ありません。
どうか安心して、お申込み下さいね。
「【HSP・HSS型HSP・アダルトチルドレン・愛着障害】自己開示が苦手なあなたへ ~自己開示の練習のコツ5選~」へのコメント
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