困った時、誰かに助けを求めるのが苦手。
そもそも、誰かに頼んでいいのかもぴんと来ない。
甘えたり頼ったりしたいけど、上手く出来そうにない。
アダルトチルドレンの方や、愛着障害でお悩みの方から、よくご相談を受ける内容です。
そこで今回は、他人に甘えたり頼ったりしてよい理由と、今から出来る頼り方についてお伝えします。
HSP気質の方も、相手の表情などが気になって甘えたり頼ったり出来ないことがあるかと思います。
よろしければ、参考になさって下さいね。
相手に頼るのは、回復&成長に必要なプロセス
他人に甘えたり頼ったりすることは、自分が怠けているだけなのでは・・・そんな風に思う方も多くいらっしゃるようですが、実はそうではありません。適度に他人に甘えたり頼ったりするのは、健康的な人間関係を築く上で大切なことでもあります。
なにより、誰かを頼りにして、助けてもらう、というつながりを持つことは、過去の傷やトラウマから来る不安や不信感からの回復するための貴重なプロセスでもあります。
何故、頼ったり甘えることが大切なの?
アダルトチルドレンも、 愛着障害も、幼少期に養育者との適切な信頼関係が築かれなかったことによって生じています。ご自分について価値がないと考えたる方もいらっしゃれば、他人に対して不安や不信感を抱く方もいらっしゃいます。
しかし、他人に甘えたり頼ったりすることは、この自分に対する否定感や、他人への不安・不信感に対処するための効果的な手段となります。他人との関係を通じて、安全で支えになる存在を見つけることで、自分には価値があると感じたり、他人を信頼する気持ちが少しずつ芽生えてきたりします。
どんな効果があるの?
例えば、あなたがとても困難な状況に直面したとき、他人に助けを求めることができるようになったと想像してみて下さい。友人や家族に支えてもらうことで、孤独感や絶望感を和らげることができます。
他にも、カウンセラーとの信頼関係を築くことも、アダルトチルドレンや愛着障害を克服する上で効果的です。この様な体験は、ご自身が安全な環境にいる事を実感したり、誰かから信頼のおけるサポートをしてもらえる、助けを求めれば助けてもらえる、というように「世界は信頼に足るものだし、自分自身は助けてもらう価値のある存在だ」と心の底から感じる助けになります。
甘え下手さんでも大丈夫!
さて。
他人に頼る事の大切さは分かったけれど、実行するにはハードルが高い・・・。
そんな方向けに、誰かに頼るための小さな4つのステップを紹介します。
ステップ1
まずは、最も信頼できる人に頼ってみましょう。
ご家族や、仲の良い友人、信頼出来る同僚、カウンセラーなどの専門家でも構いません。
慣れてきたら、段々と甘えたり頼ったりする相手の幅を増やしていきましょう。
ステップ2
頼み事やお願いごとは、小さな事からチャレンジしてみましょう。
例えば、
・外食のメニューで迷った時に、ご自分の好みを伝える。
・重たいものを持っている時に、ドアを開けてもらう。
そんな小さな事からで大丈夫ですよ。
それでも難しい!という方は、出先で道を尋ねたり、お店の店員さんに商品の場所を尋ねる、など、出来そうな事を探してみましょう。
ステップ3
誰かに頼みごとを聞いてもらったあとは、その人に感謝の気持ちを伝えて下さいね。
「スミマセン」ではなく、「ありがとう」を伝えるのがコツです。
感謝をされた方は嬉しいものですよ。
ステップ4
誰かに頼ったり甘えたりすることが出来、感謝の気持ちを伝える事が出来たら、しっかりとご自身を褒めてあげて下さいね。美味しいコーヒーを飲む等、ご自分にちょっとしたご褒美を上げるのも効果的です。
まとめ
今回は、誰かに頼ったり甘えたりすることが難しい方のために、頼ったり甘えたりしてよい理由と、その簡単な方法をお伝えしました。
人に頼みごとをしたり、甘えたりするのは、アダルトチルドレンや愛着障害の苦しみからの回復における、大切なプロセスです。
1.身近な人から頼る
2.小さな事から頼る
3.感謝を伝える
4.自分を褒める
そんなスモールステップでチャレンジしてみて下さいね。
とはいえ、誰かに頼ろうとすると罪悪感が出てしまう。
それ故、なんでも一人でこなそうとしてしまって、結果疲れてしまう。。
そんな方は、是非お試しカウンセリングにお申込み下さい。
もちろん、他のお悩みでもゆっくりとお聞かせくださいね。
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