【HSP・HSS型HSP】「よく気がつく」から生きづらいのは何故?

HSPやHSS型HSPの方には、

「私は”よく気がつく”から、しんどいんです。」

そんな方が、多くいらっしゃいます。
敏感だから、繊細だから、気がつきやすいから・・・

確かに、敏感で繊細だからこそ、しんどい事が沢山ありますよね。

しかし、その繊細さ故に、他の人よりも多くの楽しさ、美しさなどに気がつく事も多いはず。
何故、「よく気がつく」としんどくなってしまうのでしょう。

今回は、その理由について、少し深く考えてみたいと思います。

2つの敏感さ

 HSPさんの”敏感さ”は、実は大きく2つにわけることができます。

ひとつは、音・光・服のチクチクなど、身体で感じる物理的な敏感さ
もうひとつは、相手の表情や声のトーン、場の空気の変化など、心で感じ取る精神的な敏感さです。

①物理的な敏感さ

・まぶしい光が辛い
・周囲の小さな音が気になる
・服のタグがチクチクして耐えられない

音や光、皮膚感覚などの敏感さは、毎日の事なのでしんどいですよね。
ただし、これらは原因がはっきりしている事が多く、コントロールが可能な場合も多くあります。

サングラスやノイズキャンセリングイヤホンなど、おしゃれで便利な道具を活用する事も出来ますし、衣服の素材を見直したり、タグを切りとる、肌着を裏表逆に着る、なども有効です。

➁精神的な敏感さ

もう一つは、心のほうの敏感さです。

・相手の表情の変化にすぐ気づく
・声のトーンの違いに敏感
・その場の空気の変化を察知する

そうそう、私もそう!と頷いて方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

確かに、相手の方の表情や声のトーン、その場の雰囲気は事実として変化しているかもしれません。
多くのHSPさんは、こういった事で

・私が悪い事を言って怒らせてしまったかも
・不快な思いをさせてしまった
・もしかしたら、嫌われてしまったかも

等の様に感じ、生きづらさを感じることが多いようです。

「繊細さ故に生きづらい」と感じている方は、こちらのケースが多いように見受けられます。

ただし、ここで注意が必要です。

ただ、ここで一歩立ち止まって考えてみて頂きたいのです。

例えば、話している最中に相手の方が顔をしかめたとします。

それは事実かもしれません。

でもその理由は、もしかしたら、

・あなたの話を真剣に考えているから
・単純に顔が痒かった
・別の心配事を思い出した

など、あなたが感じたのとは別の理由である可能性も、大いにあるのです。

解釈を見直してみよう

ここからが大事なポイントです。
実は、相手の表情が変わった時には、あなたの心の中にある

・人に迷惑をかけてはいけない
・誰かに嫌われてはならない
・私はよく人に迷惑をかけてしまう
・自分はよく嫌われてしまう

そんな思い込みが無意識に反応することがあります。

すると、

「私のせいかも」
「嫌われたかも」
「怒らせてしまったかも」

という解釈が自動的に浮かんできます。

でも実際には、後から本人に確認すると「全然そんなことなかった」ということもよくあるものです。

敏感さそのものが悪いのではなく、
そこに乗っかる“解釈”が苦しさを作ることが多いのです。

2つの敏感さを幸せに変えた実際のケース

ここで、両方の敏感さが合わさった実際のケースをみてみましょう。

事務員のA子さんは、職場のキーボードの音がどうしても耳に障り、とても悩んでいました。
まずは許可を得て、自分のキーボードだけを音の静かなものに取り換えさせてもらったのですが、周りの人のキーボードの音も辛くて仕事にならなかったそうです。

そこでA子さんは、職場にいる他の方のキーボードもすべて取り替えてもらうよう、上司に相談したそうです。

人によっては、この時点で
・そんな事を言ったら、職場の人に変に思われそう
・上司に悪く思われる

そう感じるかもしれませんね。
A子さんも、最初はそうでした。

でも、彼女はしっかりと相談する事を選びました。
もちろん相談中は上司の顔色も気になったそうですが、それと「どう思われるか」の想像は切り離したそうです。

すると、結果としてそのフロアすべてのキーボードを入れ替えてもらう事になりました。
職場内でも、集中しやすくなったと好評だったようです。

相談中に険しい顔をしていた上司も、後から尋ねると「職場全体の能率や、働きやすさが改善されるかも」と、とても真剣に検討していたために、顔が怖く見えていた、という事が分かり、笑い話になったそうです。

相談を受け入れてくれた職場の方も素敵な対応ですが、相手の気持ちを深読みしすぎず、しっかりと相談なさったA子さんの行動も、また素晴らしいですね。

音が気になる物理的な辛さ、相談する時に相手の表情が気になる精神的な敏感さを、うまくコントロールできた、とても幸せなケースでした。

まとめ

 HSPさんの敏感さは

✔ 物理的なもの
✔ 精神的なもの

に分けて考えることができましたね。

物理的なものは、道具の活用などでコントロールが可能です。
精神的なものは、ご自身の考え方の癖に気付き、「どう解釈するか」を見直す事で、楽になります。

「よく気がつく」ゆえに辛いと感じるのは、相手の表情の変化を察知した時に、”自分のせいかも”などという解釈が入り込むからでしたね。
この”解釈”をコントロールすることで、今までの辛さを軽減してゆくことができます。

まして、HSPさんの繊細さは

・他の人が気づかない美しいもの、楽しい事を見つける

というプラスの面も持っているのです。辛さを軽減し、プラスの面を伸ばす事で、幸せな毎日につなげる事ができるでしょう。

もし、

・相手の顔色が気になって疲れてしまう
・「自分のせいかも」と考えるクセがなかなか抜けない
・敏感さをどう扱えばいいのか分からない

そんな方は、まずはお試しカウンセリングで一緒に整理してみませんか。

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