辛い事、悲しいこと、嫌な事があった時、「他にもっと辛い人がいるから」「これくらいは我慢しないと」と思っていませんか?
ご自身が辛い時でも、もっとしんどい人がいる、と思い我慢したり、辛いと思うことそのものに罪悪感を感じる人は少なくありません。
しかし、その我慢が、自分を更に苦しめているとしたらどうでしょうか?
その我慢、本当に必要ですか?
「これぐらい、我慢出来て当たり前」
「もっとしんどい人もいるんだから、我慢しないなんて甘えすぎ」
心の辛さを、そんな風に我慢をしている方は多くいらっしゃいます。
しかし、我慢をしてしまうと、辛さの原因を見つけたり、原因に対する対処法を取る事が出来なくなってしまいます。
あなたの辛さや苦しさは、あなただけのものです。
他の人と比べたり、我慢したりする必要はありません。
我慢して辛さを放っておくと、そのまま辛さが酷くなってしまう事さえあるのです。
身体の怪我に例えてみると・・・
例えば、熱いものを触った時、すぐに手を引っ込めますよね?
もちろん、頭で考える前に手が引っ込むのですが、さすがに「もっと熱いものを触れる人もいる」「これくらい我慢できないでどうする」と火傷をするまで触り続ける方はいらっしゃらないはずです。
火傷が酷くならないよう、すぐに水や保冷剤で冷やすなど、出来る限りの応急処置をすることでしょう。
こころに必要なのも、我慢ではなく対処すること
心も同じです。
そのまま辛さを我慢し続ける事により、ストレスから体調を崩してしまったり、うつ病になってしまう事もあります。
また、辛さを我慢する事は「これくらい我慢できない自分なんてダメだ」と自分を否定する事にもつながってしまい、ひいては自己肯定感の低下につながります。
大切なのは、誰かと比べて我慢する事より、適切に対処する事です。
そのためには、自分の心の声を聞いて、自分の痛みや苦しみを認める事が第一です。
他の人の辛さとあなたの辛さは比べられるものではありません。
まずは、「今、自分は辛いんだな」と辛さを認めることをご自身に許してあげて下さい。
まとめ
ご自身の心の辛さを我慢し続けると、対象を崩したり、うつ病につながったり、自己肯定感の低下にもつながります。
そうならないためにも、我慢するのではなく、辛さを認める事が大切です。
対処法を考えるためには、カウンセリングも検討して下さいね。
何に対して、どんなふうに辛いのか。
今、何が出来るのか。
あなた自身のために、カウンセラーと一緒に考えてゆきましょう。
「【HSP・HSS型HSP・アダルトチルドレン・愛着障害】心のが辛い時に最初にするべき事」へのコメント
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