【HSP・HSS型HSP・アダルトチルドレン・愛着障害】感情日記の付け方とその効果を解説!

コミュニケーション能力をアップしたい。
生きづらさを解消したい。

そんな方々にお勧めしたい方法が、感情日記です。
呼び名の通り、感情についての日記なので、ノートとペン、あるいはスマートフォンやパソコンでも手軽に始める事が出来ます。

簡単に行う事が出来るものですが、ご自身の感情や考え方パターンにの気付いたり、対処方法を考える事が出来たりと、得られる効果は想像以上に大きなものです。

今回は、そんな感情日記の書き方と、その効果についてお伝えしますね。

まずは書き方から

感情日記に書くのは、次の6つの内容です。
6つは多いな、と感じるかもしれませんが、慣れれば簡単です。

1.日時
当たり前の事のようですが、とても重要です。
何曜日のどんな時間に、どんな気分になりやすいのか?を知る手掛かりになります。
または、後で振り返ってから、ご自身がどう変化したのかを把握するのにも役立ちますよ。

2.出来事
その日の出来事や状況を簡単に書きましょう。
感情に影響を与えた出来事、会話、経験などを書きます。

3.感情
2で書いた出来事や状況に対して感じた、具体的な感情を書きましょう。
「悲しみ」「怒り」「喜び」「不安」など、大まかな括りで構いません。
この時に、「非常に悲しかった」「少し不安だった」など、感情の強さを表す言葉を付け加えると、より分かりやすくなります。
100%のうち、悲しみ60%、戸惑い40%、等の様に、数字で表してもよいですね。

4.身体的な反応
感情に伴う、身体の反応も記録しておきましょう。
「心臓がドキドキした」「手が震えた」「涙が出た」「体が緊張してこわばった」などです。

5.思考や解釈
その感情に対して、ご自身がどのような思考や解釈をしたかも書いておきます。
「失敗するのではないかと感じた」「相手に嫌われたと思った」などです。
感情を深く掘り下げて、どう思ったり考えたりしたかを書く、というと分かりやすいかもしれませんね。
これを書く事で、自分の気持ちを客観的に見る事が出来るようになります。

6.対処方法
感情を和らげたりするために、どのような対処をしたかも書いておきます。
「深呼吸をした」「その場を離れた」「友人に話を聞いてもらった」などです。

感情日記の例

説明だけだと分かり難いかもしれませんね。
実際の例を見てみましょう。

 

1.日時:○○年○月○日

2.出来事:仕事でプレゼンテーションをした。

3.感情:とても緊張した。途中で失敗した時、ものすごく不安になった。

4.身体的な反応:手が震えた。心臓もドキドキして、汗が出た。

5.思考や解釈:失敗したことで、同僚たちが私を無能だと思っているのではないかと感じた。

6.対処した方法:プレゼン終了後、同僚に意見を聞いてみた。リラックスするために深呼吸をしてみた。

感情日記の効果とは?

では、感情日記にはどのような効果があるのでしょうか?
主なものですと、次の5つが挙げられます。

1.自分を深く理解出来る
毎日ご自身の感情や思考を振り返る事で、自分自身の内面を深く理解する事ができます。
これにより、自分がどのような状況で、どんな感情を持ちやすいのか、考え方の傾向はどうか、と言った事を客観的に理解できるようになります。

2.成長と改善
1でお伝えしたように、ご自身の感情や考え方のパターンに気付くと、具体的な改善策を考えられるようになってきます。また、ネガティブな感情の時の行動パターンを特定すると、次回からは違う行動をしてみよう、と、同じ場面からでも対処方法を変えてゆくことができます。これが、ご自身の成長につながってゆきます。

3.感情のコントロール
日頃からご自身の感情や思考のパターンを客観的に眺める癖がついてくるので、ご自身の感情をより効果的にコントロール出来るようになってゆきます。不安に飲み込まれたり、悲しみに沈みこんでご自身を責め続ける、というような時間が減ってくるので、ストレスが軽減し、メンタル面での安定を保つことが出来るようになります。

4.コミュニケーション能力の向上
コミュニケーションの際、ご自身の気持ちや意見を相手に伝える事はとても重要です。
実はこの際、ご自身がご自身の事をしっかり分かっている、というのが大きなポイントになります。
感情日記によって、より正確にご自分の事を伝える事が出来るようになるので、人間関係も深まり、信頼関係がしっかりと作られるようになります。

5.スキルアップ
ご自身の気持ちや行動のパターンをより正確に理解できるようになると、自分の強みや弱みが分かってきます。
また、「自分が何が好きなのか、何がしたいのかよくわからない」という方も、ご自身の好みなどがはっきりしてきます。
ご自身の好きな道、より強みを活かせる道を見つけやすくなり、お仕事などのスキルアップにもつながってゆきますよ。

まとめ

今回は、感情日記の付け方とその効果についてお伝えしました。
感情日記につける内容は

1.日付
2.出来事
3.感情
4.身体的な反応
5.思考や解釈
6. 対処した方法

感情日記の効果は

1.自分を深く理解できる
2.成長と改善
3.感情のコントロール
4.コミュニケーション能力の向上
5.スキルアップ

でしたね。

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